一握りの風を掴んで。
目まぐるしい日々だ。たくさんの人に会ったし、多くの人達が俺に会いにきた。あいかわらず、楽しい気持ちになったり、悲しい気持ちになったりした。あるいは踏み荒らされたりもしたし、どうしようもない俺は人をたくさん傷つけたりした。うんざりするぜ本当に。
仕事にうちこんだ。というか、公私混同をしていた。行く先々で営業をかけ、俺という存在をアピールした。無視されたり、歓迎されたり、よくわからない状況になったりした。全ては繰り返しだった。そう、なんだかんだ繰り返しなんだ。
好きな人がたくさんいる。好かれているかな?と思う人達もいる。でも俺は、本当に、自分の居場所がよくわからなくなっている。賑やかなようで、ワンルームの自宅は本当に孤独な空間だ。来客セットもない。人を呼んでも、くつろげる空間ではない。長居されたくないのもあるし、なんだか怖いのだ。すっかり人を受け入れるのが怖くなってしまった。
新しい風がふいている。一生懸命に働き、生きれば、いずれ支えてくれる人が現れるよ。そんな言葉をとある社長からいただいた。どこまで頑張ればいいんだろうか。既に限界で、目に大きなクマをつくっては休む日々だ。自分の許容範囲がわからない。いい感じに走り、一握りの風を掴む感覚を知りたい。
明日の自分が、今の自分よりも強くありますように。