めぐりめぐる。

落語や漫才を見るのが好きです。エンタメ系の記事を中心に、幅広く書きたいことを綴るブログです。メールでのお問い合わせはこちら「infomeg2@gmail.com」。最近投資系の記事は「http://www.toshi-meguri.net」で書いています。

歳を取れば取るほど仕事は楽になるのか、という話

先日高校生の男の子と「将来したい仕事」について話をしていました。

 

彼は「ゲームクリエイター」になりたいそうで、専門学校で2年勉強した後に企業に就職することを考えていることを僕に熱意を持って伝えてくれました。

 

そこで僕は「物作りはエネルギーがいるからとても大変だし、勤務時間も長くなりがちだと思うけど、やりがいはあると思う」と話をしたところ、彼は「苦労するのは若いうちだけで、会社での役職は上がっていけば楽になっていきますよね」と言いました。

 

この感覚、若い時に僕も持っていました。何なんでしょうね。

僕が想像するに、きっとこういう考えがあるんだと思います。

 

  • 若いうちに頑張っておくと、その知識や経験を生かして長い間活躍できる
  • 役職がつけば、仕事を部下に押し付けて自分は遊んでいられる(笑)

 

でも、こういうことってまず無いんですよね・・・。

 

僕はIT企業でエンジニア兼営業というポジションで働いているのですが、入社当初驚いたのは「何歳になっても皆猛勉強している」という事実です。

 

40歳を過ぎてもなお現場で働くエンジニアの人が、毎晩遅くまで技術の勉強をしているのを見て「長年の経験を生かしてやれることなんて、ほとんどないんだな」と自分の浅はかさを嘆きました。

 

また役職がつくという話についても、自分に部下がつくというのは「部下の売り上げに対して自分が責任を持つ」という話になるため、より一層頑張って働くことが求められます。

 

knewton.hatenablog.com

 

昨日ブログにも書きましたが、創造性を発揮するタイプの仕事であればなおのこと働き方はしんどくなります。

 

9時に働き始めて6時には帰るとか、「これだけルーチンでやっておけばいい」といった定型業務はほとんどなくて、常に「自分の頭で考えて行動する」非定型業務が中心になります。

 

彼がどんな働き方をしたいのかによるけど、あまり間違ったイメージを持ったまま就職すると企業にとっても彼にとっても不幸だよなあと思ったのでした。