めぐりめぐる。

落語や漫才を見るのが好きです。エンタメ系の記事を中心に、幅広く書きたいことを綴るブログです。メールでのお問い合わせはこちら「infomeg2@gmail.com」。最近投資系の記事は「http://www.toshi-meguri.net」で書いています。

女性専用車両の稼働率を上げようよ、という話

愛知県の名古屋市で僕は働いているんだけど、仕事で頻繁に地下鉄に乗る機会があります。地下鉄は名古屋市交通局が管理していて、「東山線」「名城線」「名港線」「鶴舞線」「桜通線」「上飯田線」の6つからなる線路で構成されています。

 

f:id:knewton:20151119210733p:plain

(出展)

http://www.kotsu.city.nagoya.jp/dbps_data/_material_/localhost/_res/subway/_res/pdf/subwaymap20131016.pdf

 

 

一番利用人数が多いのが東山線で、一日平均54万人程度が利用するんだけど、利用人数に比例して痴漢などの被害も多かったらしく、女性専用車両が2002年から導入されていて、列車の一両がまるごと専用車両となったんだよね(名古屋市営地下鉄で唯一)。

 

これに対して乗客(主に男性だと思うけど)から反発があったけど、一応女性専用車両は平日始発から9時までと、夕方17時から21時までという時間内のみの運用だったから、まだ納得感があった。

 

ところが2015年の4月から女性専用車両を終日実施に変更されたことで、一気に状況が変わった。女性専用車両以外の乗車率が跳ね上がって、一気に東山線の利便性が下がった気がする。

 

問題なのは女性専用車両の乗車率が低いのにも関わらず、一般車両に大量の女性が乗っているシーンをたくさん見かけること。通勤時間と退勤時間のラッシュはともかく、それ以外の時間帯であっても最近は東山線の一般車両の混み具合が悪化していて、座席に座るどころか立っているのも大変な状況になるのが非常に困っています。

 

女性専用車両があるなら男性専用車両を作れという話も世間で度々話題に上がるけど、僕はそれよりも女性専用車両の稼働率を上げるための仕組みをもっと考えて欲しいと思う。

 

今は女性専用車両を積極的に活用してもらうためのアナウンスすら行われていないから、女性専用車両へ促すための仕組みを作ろうという意識が全く感じられない。もっと考えて欲しい。

 

女性への痴漢対策として女性専用車両があるのは、痴漢に不安を感じる人達にとって良いことだし、その制度自体は是非今後も継続していけば良いと思うけど、その制度によってあまりにも男性が不利益を被るというのはちょっと違うと思うんだよなあ。