めぐりめぐる。

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【インターン】名刺整理という単純作業は得るものがないか、という話

これを読みました。

news.careerconnection.jp

 

インターンシップにきた学生に2週間名刺の整理をやらせたところ、学生が「こんなはずじゃなかった」と辞めてしまった...というのが話の大きな筋です。学生はマーケティングについて学べると思ったのに、単純作業をやらされたことにギャップを感じた。その一方、企業側は「単純作業」の中にも仕事の意味を見出し、いろいろな工夫をして面白さを感じられるはずだと反論しているといったところでしょうか。

 

飛び込みなら仕方ないか

学生の方は企業の受付で出待ちして、無理やり「インターンをさせてください」と頼みこんで仕事をさせてもらっていたようなので、今回の件は学生に非があるように感じます。というか受付で出待ちって基本的に迷惑だし、よく社長も受け入れてあげたよねという印象。

 

情報が少なすぎて何とも言えない

例えばこれがどこかの会議室に押し込められて、ひたすら名刺の整理だけしか仕事が与えられなかったのだとしたら学生さんも気の毒かな。周りの社会人がどのようなスピード感で仕事をしているとか、コミュニケーションの取り方であるとか、そういった情報がたくさん入ってくる環境にいたのであれば学ぶことも多かったと思います。

 

普通大学に行っているだけだと体験できないような、例えば働いている人に直接仕事のやりがい、大変さについて質問できる機会があるだけで、学生の今後の職業選択や学びになると思います。また電話応対ぐらいだったらやらせてあげられると貴重な体験になるよね。これだけ書いてみたけど元記事及び元動画からはそういった情報を得ることができないので、「どっちが悪い」みたいな話を安易にできないというのが僕の今の立場ですね。

 

自分がやりたいことができるのが仕事じゃない

学生はマーケティングの何について学びたかったのでしょうね。その辺りがもっと書かれていれば発言のしようがあるのだけど。ただ仕事って何でも自分がやりたいことができるわけじゃないということを学んで欲しいなという気持ちはあります。マーケティングだったり、企画がしたいですって言う学生は世の中に多いですけど、入社1年目からそういった仕事につける人はごくわずかです。企業は利益を出すことが使命ですから、自分の希望に沿った仕事及び業務内容が与えられるわけじゃありません。そこに是非気づいて欲しいと思う。

 

今回学生は社長が交換した名刺という「生きた」情報が貰えていたわけなので、そこから企業のターゲット層について考えたり、自社の製品をどうPRして売ればいいか考えたりして、自分が考えた正解かどうかわからないことを今の自分の立場を利用して(社員を捕まえて)答え合わせをさせてもらうとか、何か行動ができれば良かったですね。まあ何にしても今回の件は「どっちが悪い」みたいな極端な回答は控えた方が良さそうです。