めぐりめぐる。

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ビジネスには社会貢献とWin-Winの関係の構築が必須である、という話

最近とあるリクルートサイトが運営している転職エージェントと呼ばれる転職支援サービスを利用している。使ったことのない人に簡単にサービスの内容を説明しよう。まず僕(求職者)がエージェントサービスに登録すると、専属のエージェント(英語の名前が鼻につくので、以後担当者と記述する)がつく。この担当者が、企業と僕との間を取り持ってくれるのだ。

 

僕が担当者に履歴書を渡しておくと、その履歴書の内容や僕の働きたい条件を考慮して適切な求人情報を探してくれるのである。単純に転職サイトを利用するよりも良い点として、自分で探すよりも客観的でスピーディに求人を探してくれることや、求人サイトに載っていない良い求人を教えてくれるといったメリットが享受できる。また、過去に転職エージェントを通じて企業に就職した人のフォローをしているため、現在の働いている様子などの情報も教えてもらえる。なかなか良いサービスだ。

 

ただ、もちろんデメリットもある。担当者から見れば僕は商品だ。僕がサービスを通じて求人を出している企業に就職することで、僕が得る年収のうちの何割かを頂くビジネスだからだ。担当者も営業であり、仕事であるので、当然早く僕に就職を決めてほしい。だから物凄いスピードで求人情報を送ってくるので、僕の都合おかまいなしだ。そりゃあゆっくり就職されたら売上が立たないので、仕方がないのだ。ノルマのない営業など存在しない。彼らも必死なのである。

 

さて、タイトルの話に戻るけど、僕と求人を出す企業とリクルート会社(転職エージェント)とはWin-Win-Winの関係で結ばれている。僕は転職エージェントと呼ばれるサービスを利用することで、自分をより高く買ってくれる会社へ就職することができる。求人を出す企業は、より良い人材を転職エージェントから詳細してもらい、その対価としてお金を支払う。リクルート会社は僕と求人を出す企業との間を取り持つことで、利益を出している。これぞビジネスである。さらに僕という失業者を社会に送り出す役割を担っているわけだから、社会貢献をしている。全てのビジネスは、社会に利益を還元し、人を幸せにしなければいけない。そうでなければ、健全ではない。

 

そういった意味で最近インターネットで悪い意味で目立っているのが、「ブログで稼ぐ」でおなじみのイケダハヤト氏である。ブログで生計を立てようというのは非常によろしくない試みだ。広告の張り方を一生懸命考えていかに読者にうっかり踏ませてお金を取らせるか考え、薄っぺらい内容のない記事をネット上にばらまき、四方八方に罵詈雑言を撒き散らし炎上芸でお金を稼ぐのはまともな人間のやることではない。彼のやっていることはビジネスではない。信者から金を巻き上げているだけだ。

 

さらに許しがたいのは、こうした望ましくないビジネスを拡散するために弟子を取っているところだ。人を巻き込むんじゃない。いくらベーシックインカムで月10万円の支援をしているとは言っても、ノウハウを受け継いだ弟子のブログの収入が月5000円って本当に笑えない。イケダハヤト氏についていく弟子にも問題はあると思うが、もっと悪いのは勧誘している当人にある。ふざけるんじゃないよ。

 

最近の記事でイケダハヤト氏はブログに力を注ぐのを控え、noteで有料記事を書くのに専念するらしい。ブログで稼ぐのを夢見て頑張っている弟子はどう思っているのだろう。弟子達はまだ間に合うから、健全なビジネスでお金を稼ぐことを覚えてほしい。何度でも言うが、社会貢献とWin-Winの考え方のないビジネスは健全ではなく、いつか形を失う。

 

最近の氏の行動は本当に目に余るので、義憤を覚える。怒りに震えるよ。とりあえず今のビジネスはそのまま続けていくのは勝手だけど、弟子は全員解放してあげて欲しい。そう心から願うよ。