めぐりめぐる。

落語や漫才を見るのが好きです。エンタメ系の記事を中心に、幅広く書きたいことを綴るブログです。メールでのお問い合わせはこちら「infomeg2@gmail.com」。最近投資系の記事は「http://www.toshi-meguri.net」で書いています。

【フォトカノ】変態に技術を与えた結果がこれだよ、という話

最近「フォトカノ」という恋愛シミュレーションゲームをPS Vitaでプレイしています。どんなゲームかと申しますと、「主人公が女の子の写真を撮ってスキルを上げていき、仲良くなった女の子のスカートの中身を撮影する」ゲームです。なんてこったい。

 

ゲーム自体にリアリティを求めるのもどうかと思いますが、女の子と会話し、少し盛り上がったところで「あの...写真撮らせてくれないか?」と言うとだいたい快諾してもらえる上に、様々なポーズで写真を撮らせてくれるというドリーム。仲良くなっていくと「教室の机やベンチの上で横になる」といった変態ポーズで写真を撮らせてくれる。胸が熱くなるな。写真がみたい人は以下を読むと良いだろう。

harusuki.net

 

PS Vitaには3軸ジャイロセンサーに加速度センサーがついている。これがどういうことかおわかりだろうか。つまり、PS Vitaをカメラに見立てたプレイが可能なのである。ジャイロセンサーモードに切り替えると、PS Vitaの傾きや移動を検知して女の子をまるでカメラで撮影しているような気分を味わえるぞ。

 

...きっつー。きつい。最近の恋愛ゲームってどんな感じなんだろうと興味本意で買った僕を神は責めますまい。しかし変態に技術を与えるとこんなゲームを作るんだなと感慨深い限り。

 

そして一番きついのは、主人公の名前を「自分の名前」に変更できる点だと僕は思う。こう何というか恋愛ゲームというのは主人公の男のモテ人生を客観的に楽しんでこそ現実に戻った時のダメージが少ないと思うのだけど、このゲームはあくまで「自分」を主人公に据えることを推奨している。つまりローアングルで彼女のスカートの中身を撮影したり、水着で照れている女の子に近づき、写真を撮りまくっているのは自分であることを認識せざるを得ないため、非常に心にダメージがある。これはリア充の人生ではない、僕の人生であるという現実を突きつけられる。つらい。

 

というわけで、僕のように内省的な人間にはこのゲームは向いていないと思う。そして逆に心行くまでゲームで楽しめる全ての要素を遊び尽くしたいと思えるタイプの人間にはぴったりではないかと思う。僕はメインヒロインの攻略に10時間ぐらいかかってもうギブアップだが、このゲームは全てのヒロインや隠し要素を攻略しようと思うと100時間ぐらいかかるらしい。夢も希望も胸も膨らむね。僕はもういいや。