めぐりめぐる。

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「内村てらす」が俺の好きな番組じゃなくなっていく

 

お笑い番組が大好きな人ならチェックしているであろう番組「内村てらす」について今日はお話したいと思います。というかこの番組見てる人だったらみんな怒ってるんじゃないですかね?「あれ?番組の趣旨おかしくね?照らす方向がおかしくね?トレンディエンジェルの頭照らしてる場合じゃなくね?」って感じてると思うんですよ。今日はその気持ちをだらだらと書きたいと思います。

 

内村てらすといえば、日本テレビで深夜にやっているバラエティで、コンセプトは「内村光良」がもっと輝くべき芸人、もしくはあんまり知られていないけど面白い芸人をピックアップして、思いっきり掘り下げるという内容でした(でした!)。

cu.ntv.co.jp

 

これがまた素晴らしくいい番組で、主役芸人とその芸人をよく知るゲストが参加し、さらに主役芸人の原点を探るべく、小学校中学校時代の人柄や事務所に入るまでの経緯を掘り下げたり、芸人同士しか知らない裏事情なんかもかなり話してくれてもうお笑い好きな人なら嬉しくてしょうがない話ばっかり聞けたわけです。

 

芸人も最初はメジャーどころが多く出てましたけど、尼子インター、エル・カブキ、大自然、バッドナイス常田、スーパーニュウニュウ、だーりんず、サツマカワRPG、粗品、ガンバレルーヤ、大自然といった(多いな)、「売れてくれよクソ面白いし頼むから」みたいなやつを積極的に照らしてくれていて、大興奮でした。

 

またこの芸人達を見て思わず発する内村さんの一言がいちいち面白く、番組MCという位置付けではないんだけどうまく芸人達の会話のバランスを取りながらトークを展開していて素晴らしいわけです。ちゃんと芸人達のメイキングビデオの後に「なぜ芸人になったのか」「なぜコンビを組もうと思ったのか」「ピンになったきっかけは何か」「周りでつるんでいるこの意味不明な芸人は一体なんだ!」「どうやってネタを作ってるのか」「コンビの上下関係はあるのか(ネタを作る方が偉いみたいな風潮について)」

「相方と付き合っていて困ることとかある?」「芸名の由来は?」「芸人やめようと思ったことある?」「なんでいい大学出てるのにお笑いきちゃったの?」とか、もう本当にちゃんと芸人に向き合ってやってくれるので、超面白いんですよ。

 

ところが最近「内村てらす2」という新シーズンが始まり、番組の内容が大きく変わってしまったわけです。内容が今まで番組に出演した芸人を中心にロケをやる、と言う内容。あのさ...もう...違うんだよ!!!ただの売れてない芸人がやるロケを中心に置いたって面白くわけないだろ...第一この番組は内村さんのコメントがあってこそ面白かったんだぞ!!!って思っちゃう。

 

4/7に放送された回は「貧乏芸人と金持ち芸人の生活を入れかえる」という内容のロケで、もちろんロケ内容自体は面白かったんだけど、「これ内村てらすでやる必要ある?」という内容。貧乏芸人は金持ち芸人の家で悠々自適に暮らし、金持ち芸人は貧乏芸人のスケジュールに組み込まれて、アルバイトをしたり、子供の世話をしたり...というだけ。貧乏芸人や金持ち芸人の芸風や、普段どんなネタをやっているのかといったことについてはほぼ触れられず、ただ生活が入れ替わることだけで面白さを追求している内容だった。もうこれだったらやらなくてもいいじゃんという感じ。

 

さらに内村さんがコメントを入れる機会がほとんどなく、完全に傍観者の位置に。内村さんが芸人をトークで上手に掘り起こすという番組の趣旨から完全に外れ、ほとんどただ笑ってるだけ。本当にもったいない。

 

早く元の形に戻ってくれ...頼む!おなしゃす!!!アザーーーース!!!!(サツマカワRPG)