サラリーマンは誰から給料をもらっているのか、という話
これを読みました。
サラリーマンは「不自由」、フリーランスは「自由」って考えてると痛い目を見ますよという話には同感です。
誤解しがちなのですが、サラリーマンは雇用形態の都合上「会社から」給料を頂いておりますが、実際のところを突き詰めていけばそれは正しい事実ではありません。
我々は仕事をする上で社会に対して何か「価値」を提供し、その対価として「お金」を頂いています。社会というのは、つまりお客様ということになります。
・もの(サービス)を創造する価値
・何かを代行する価値
・ものを運ぶ価値
など、世の中には様々なサービスがあり、それをお客様に提供しています。
そして、「お客様がそのサービスに対して価値を見出し、お金を支払いたい」と思ってはじめて世の中のビジネスは成立しているわけです。
サラリーマンをやっていると、毎月必ず決まった時に給料が口座に振り込まれます。それは「あなたが一生懸命働いたから」頂けるのではなく、「お客様がものやサービスに価値を見出してくれたから」ということになります。
一生懸命働いたから。たくさん残業したから。そんな理由でお金を頂けるわけではないのです。
フリーランスとして働くと、そのあたりが顕著に出ますよね。働かなければ給料は出ません。お客様に提案が通らないと仕事がありません。仕事がなければお金がなくなります。
仕事が取れないとか、プロジェクトがうまくいかなくて赤字が出ても、究極的に言えば自分の財布を痛めることがないというのがサラリーマンです(もちろん例外もあります)。
自分がやりたいことをやる、そのために独立するというのは立派だと思いますが、この辺りを認識した上で望まないと辛い思いをすることになりそうです。