めぐりめぐる。

落語や漫才を見るのが好きです。エンタメ系の記事を中心に、幅広く書きたいことを綴るブログです。メールでのお問い合わせはこちら「infomeg2@gmail.com」。最近投資系の記事は「http://www.toshi-meguri.net」で書いています。

Yahoo!トピックスから学ぶ伝える側の技術、という話

僕は普段Yahoo!トピックスを見ることはほとんどないんですけど、面白い話を聞いたので今日はご紹介したいと思います。

 

Yahoo!トピックスの記事タイトルは、(例外はありますが)全て13文字で構成されているという事実を皆さんはご存知でしょうか。13文字というのは人が一瞬(0.5秒)で内容を理解できるぎりぎりの文字数であり、その制約の中で端的にニュースを伝えているのがすごいところです。人は一瞬で恋に落ちるとか、最初の0.5秒で第一印象が決まるとか様々なコラムが世の中には溢れてますけど、人が一瞬の中で認識できる文字数にも一定の法則があったようです。

news.yahoo.co.jp

 

おそらく紙で発行されている新聞でも、大見出しは同じような視点で短く内容が伝わるように構成がされていると思います。大見出し、小見出し、本文という構成で新聞が構成されている理由はそこにあるわけですね。

 

ニュースを読む行為について読み手の立場から考えると、「まず全体のニュースを捉えて、そこから興味のある記事を詳細に読んでいきたい」という想いがあるわけです。したがってインターネット上で読むニュースであったとしても、一日のニュースが俯瞰できるように配慮がされているのでしょう。先日「読み手にフォーカスする」といった記事を書きましたけど、まさにそれに当てはまる内容だと想います。

 

全体の流れについて端的に表されている言葉があれば、そこから我々はその記事の中で何が書いてあるのかを想像し、興味を持ったり読む記事を取捨選択することが可能になります。普段全てのニュースを細かく読むことが困難な人達にとっては大きなメリットです。

 

文章構造はピラミッド構造であるべきだ・・・というビジネスライティングの技術があります。それは「いきなり細部を伝えるのではなく、まず全体像を説明し、そこから詳細を説明することで信頼と安心を演出する」というものです。何が伝えたいのかを予め読み手にインプットさせることで、その先の情報がすんなり入っていくように工夫をしているんですね。

 

僕達が普段何気なく触れているサービスには一つ一つ細やかな意図が含まれている、というお話でした。