伝わらんKIMOCHI
伝わらんKIMOCHIを伝えるにはどうしたらいいの。
会おうがどれだけ話そうが、伝えられないニュアンスに俺たちはどう戦えばいいの。
長く考えた結果、手紙がいいんじゃないかと俺は思った。
文字は気持ちが伝わるでしょ。字が汚くても、筆圧とかそれにかけた時間が、まるでゆっくりと浮き上がってくる炭酸水の泡みたいにぽこぽこって見えてくる。
しゅわ〜。
気持ちまで「しゅわ〜。」ってならんとええな、と僕は他人事のように思った。
LINEは、楽だけど、やっぱLINEだよな。
昔のガラケーもよかったけどな。きになる相手のメールの着信音変えてさ。じっと待つわけよ。んでなるわけよ。パッションじゃんねそんなの。心踊るじゃんね、ぴょんぴょんするよね。
今は「ピコン」やろ?未読通知1やろ?既読にするとか既読スルーとか何なん。ぜんっぜんエモくないと思うで。残念やったな最近生まれた子供達よ。俺たち90年代の人間は、そうやって恋の駆け引きをしていたんやで。
☆
話戻すけど、手紙いいよね。就活の履歴書が手書きって文化、嫌いだけど、わかるもん。KIMOCHIは伝わるっしょ。「こいつ字超汚いけど、時間たっぷりかけて書いてるし手は震えてるし...でも業務内容とかやりたいことは伝わってくるな」みたいな。俺も面接官やってたからわかるけんね。そういうの。やっぱ文字を紙に残す文化は神だと思うわ。紙だけに。
紙だけにな(超台無し激おこぷんぷん丸)
(ライティングタイムアタック : 2分12秒)