めぐりめぐる。

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ポケモンGOで心をゲットされました

暑い。名古屋の夏は過酷だ。湿気が多くて、汗がちっとも乾いてくれないので、首元に汗がこびりつき、何とも言えない不快感を覚える。電車賃をケチるためにせっせと自転車で会社と家を往復していたけれど、ついに根負けして電車で移動するようになった。

 

朝の満員電車は過酷だ。おっさんとおっさんの間に挟まれ、感情を失っていく。ところがみなさんそんな状況にも慣れたもんだぜというような顔をして、人と人との隙間を上手に活用してスマートフォンをいじっている。画面が目に入るので見ると、あのポケモンGOを皆さんやっていらっしゃる。ねえねえ、電車でGOじゃないの?電車に乗ってたらポケモンGOじゃなくて電車でGOしないの?もう死語なの?そんなことを考えた。

 

サラリーマンが一心不乱にポケモンを捕まえていらっしゃる。異様な風景。髪の毛が薄くなって、ちょっと疲れた顔をしたおじさま達が指をシュッシュしながらモンスターボールを投げている。スカルプGOしたほうがいいんじゃないの?ねえねえ。加齢臭と汗の匂いが充満する車内の中では、こうした冗談めいた事の一つや二つ考えていないと気がおかしくなるのであった。

 

でも、そんな車内の中にも、癒しはあった。綺麗なお姉さんが窓際でスマホをにらめつけている。電車の揺れと乗客の入れ替わりで、ちょうど僕がお姉さんの後ろに立つことになったんだけど、このお姉さんもポケモンGOをやっていた。少し様子を見ていると、電車の中に湧いたズバットにモンスターボールが当てられなくて困っているようだった。電車の揺れで正確に指をスライドできないのと、動くズバットに翻弄されて、モンスターボールを10個以上ロスしていた。なんだか微笑ましい光景だった。

 

じーっと画面を僕が眺めていると、お姉さんがふっと僕の方を振り向いた。目が合ってしまった。お姉さんがにっこりしたので、僕もにっこりした。急なことだったので、たぶん顔がちょっと引きつってしまったと思う。「見ててすみません、面白くて」「いえいえ、下手ですみません」そんなやり取りを、目線だけで交わした気がする。

 

駅について乗客が入れ替わったタイミングで、僕とお姉さんが向かい合う形になった。なんだか気恥ずかしい感じだった。お姉さんはポケモンGOを起動したまま、じっとうつむいていたので、僕もそれに乗じることにした。なんだか図らずともお互いの気持ちが通じ合っているような状況だったと思う。

 

電車がカーブに差し掛かり、大きく揺れた時、お姉さんは僕の方に倒れてきた。あっ。小さく声が漏れる。僕は咄嗟に手すりに捕まり、押し付けられる重みに耐えた。お姉さんは片手にスマートフォンを持ち、もう片方の手で僕の身体に抱きつく形になった。上半身を預けられた僕。すっすみませんっっ。すこし上ずった声が聞こえた。お姉さんの胸の柔らかさを僕は感じた。豊満であった。ポケモンGOGOGO!!!であった。いい気持ちになっていると冷静になったお姉さんが顔を上げた、そうすると背が割と高くて僕と顔の距離が近くていい匂いがしてなんだか息遣いまで聞こえる気がした僕はそんな体勢を崩してしまった彼女の華奢な肩を持ってゆっくりとその身体の重心を戻してあげたそして(日記はここで途切れている。続きを読むにはワッフルワッフルと書き込んでください)