展示会にコンパニオンっているの?
東京に出張で展示会に出ていたせいで、全くブログを書けなかった。今、トラックに展示会ブースの残骸を積み込み、ようやく一息つけたので地面に座って文書を書いている。
1日7時間立ちっぱなしでお客さんと話をするのは疲れる。革靴でスーツ。このクソ暑い時に。蒸れる。足が痛い。汗がシャツを濡らし、ちっとも乾いてくれないので肌に張り付く。つらい。でもこの展示会で数千万円の売上見込みを作らないと死ぬ。営業的に死ぬ。どうせなら人として死ぬか?そんなことを考えながら一週間頑張っていた。
そんな中で、唯一僕のこころを癒やしてくれたのが、コンパニオンのお姉さんだった。二の腕でてるぞお姉さん。パンツ見えてるぞお姉さん。大手企業になればなるほど、妖精のように華やかな衣装を纏ったお姉さん達が大量に君臨していた。おじさん達が群がっていた。光に群がる虫のように、わらわらと。
展示会会期中の僕はまあ時々目の保養になったのだけど、ビジネスについて真剣に互いの本音をぶつける場で彼女たちは必要なのだろうかと思ってしまう。何というか、違和感があるのだ。言うなれば、水着居酒屋みたいな違和感。
世の中には様々な人間がいると思うんだけど、僕は基本的に食欲と性欲を同居させることができない。腹が減っていて飯を食っているときは、短いスカートをひらひらさせた女の子がうろうろしていても邪魔に感じる。集中できないのだ。
ビジネスの場のコンパニオンも、なんだかいらない存在に感じられる。ノイズ。華やかな祭りを演出する上ではいいけど、真剣に会社の利益を追求しようと展示会を見ている人にとってはノイズでしかない。
「ボールペンをお配りしておりまーす☆」と製品の紹介すらしない子もいる。ボールペンと引き換えに名刺を回収するミッションしか与えられてないからだ。まあでも、大手企業というのはそうした一見無意味に思えるようなやり方でも収益が出せるように工夫しているのだろう。すごいなあ。
とりあえず、コンパニオンもいいけど、早く帰って嫁さんに会いたい。