【僕の夏休み2016】一度切らした集中を取り戻すのは難しい
お盆休みに入って、完全に気が抜けてしまって、何も手につかない状況が続いている。毎日続けられていた英会話も、お気に入りの先生のアポが取れないせいでサボってしまい、勉強が全くできていない。毎朝昼前に起きてご飯を食べてウンコして寝てご飯を食べてウンコして寝て。完全にウンコ製造機になっている。幸いニートではないのが救いである。
高校野球が盛り上がっているので見ると、炎天下の中頑張っている高校生の姿を見て一瞬胸が熱くなるのだが、すぐに気持ちが冷めてしまい、布団に丸まってすぐに寝てしまう。高校球児の熱い戦いも、ブラスバンドの心躍るミュージックも、全然響かない。伸びきったヒゲをさすりながら、クーラーの効いた部屋で彼らを見ていると罪悪感が半端じゃなくて、TVをつけるのもやめて、ひたすら寝ることにした。
何もしていなくても人間腹は減るもので、しかし料理をする気力もなく、コンビニまで腰をさすりながら歩く。ふらっとトイレに立ち寄り、鏡に映った髭面とジャージのまま外出してしまった自分を目の当たりにし、思わず鏡に頭を打ち付ける。冷静さを完全に失ったまま、牛丼とアイスを買う。温められた牛丼とアイスを同じ袋に入れるフィリピン人に怒る気力もなく、うつむいたまま家に帰った。甘ったるい味付けの濃い牛丼を食べていると妙にいらいらし、溶けてしまったアイスを冷凍庫にぶちこんだあと、不貞寝をしていたら夜になっていた。
これが大人の夏休みです。これが大人の夏休みです。