めぐりめぐる。

落語や漫才を見るのが好きです。エンタメ系の記事を中心に、幅広く書きたいことを綴るブログです。メールでのお問い合わせはこちら「infomeg2@gmail.com」。最近投資系の記事は「http://www.toshi-meguri.net」で書いています。

赤ん坊のような僕と、赤ん坊として生まれてくる君と。

 

「気がする」みたいな結論のないお話をだらだらと書けるのが雑記ブログのいいところだよね。

 

☆☆☆

 

あと2週間もしないうちに、僕はお父さんになる。医者の判断が間違っていなければ、息子ができる。人生のうちではかなりのインパクトの出来事になるはずだ。少なからず僕の生活に影響を与えると思う。まあでも、生まれてくる君の方がおおごとだよね。生まれてきたことにびっくりするから赤ん坊は泣くという話を僕は信じるよ。

 

正直に申し上げると、自分に子供ができるなんて、なんだか笑ってしまう。少なからず懸命に生きてきたつもりだけど、控えめに言ってすごく人間として不完全な僕が、子育てをするなんて。まだ30年も生きていない僕が、人生の半分も生きていない僕が、新たな生と向かいあわないといけないなんて。ある種の動物みたいに、ある程度すでに完成されていて、自分の足で立とうとするようなタイプだったらいいんだけど、ちょっと悪いことが重なればすぐに生命の危機に陥ってしまうような儚い命を大切にしないといけない。なんだか、すごいことじゃない?

 

子育てをして初めて1人前だなんて言葉があるけど、赤ちゃんからしたら最初から1人前の人間に世話をされたいよね。ただでさえ不完全な僕らには、子育て完全マニュアルだってないのだ。子育ての本を探すと数え切れない数だけあるってことは、正解のない物事だってことだ。一般化できない問題を処理することは難しい。個体として同じ赤ん坊だっていないし、困ったもんだ。そう、本当に困った感じだ。

 

これからどうやって生きていこうか、どうやって稼ぎ、どう生活し、自らの人生をデザインしていくのか、何も決まっていないのに、新たな命の後押しをしなくちゃいけない。それは本当に大変なことだってことがわかる。でも、みんなそれを乗り越えてきている。ある意味僕だって、(言い方はすごく悪いというか誤解を招きそうだけど)不完全な人間によって育てられてきた。繰り返し、繰り返されている。

 

何を君にしてあげられるのだろうと思う。正直に言って、「うまくやれてきた」という感覚があまりないのだ。幸運なことに非常に良い親の元に生まれて、何不自由なく育てられてきて、お金がなくて生きていくこと自体が難しいみたいな経験は一切しなくてよかった。非常に幸運だった。多くの人の助けがあり、何とかここまで生きてこれた。僕にはたくましい生命力も、ものすごく稼ぐ力もないけど、素敵な友人と、暖かい家族と、周りの環境に幸い恵まれ、何とかなってきた。その幸運が、君にもあればいいなと思う。

 

生まれてくるからには、素敵な人生を歩んで欲しいと思う。できる限りのことはしてあげたいとは思うけど、そんなに裕福な生活はさせてあげられないかもしれない。でも頑張るよ。だからあとは、もう、祈ることにする。

 

僕の祈りを込めて、僕の名前の一文字を託すことにする。親からもらった名前を継いでいくなんて、美しいことだと思うよ。僕がもらった幸運が、君にも巡っていくことを信じるよ。

 

最初にあげられるのは、強い想いなのかもしれないね。