めぐりめぐる。

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時間が経つのが早いのは記憶力の欠如が原因だよね、という話

これを読みました。

www.lifehacker.jp

 

上の記事では、「子供の時と比べてどうして大人になると時間が経つのが早いのか」ということについて言及されています。

 

こう思う理由は簡単です。私たちの脳は、情報を処理するのにかかる時間が長ければ長いほど、過ごした時間を長く感じるのです。逆に、いつもと同じ勤務先へクルマを走らせている時のように脳があまり働いていない場合には、時間はあっという間に過ぎてしまいます。
『Journal of Consumer Psychology』に掲載されたある研究によると、 ある事柄に注意を向ければ向けるほど、そのために費やした時間は長く感じられるそうです。「the Journal of the Association for Psychological Science」に掲載された別の研究でも、同じような結果が出ています。
(中略)

子供のころは夏が永遠に続くかのように思えたのに、大人になると自分でも気付かない間に歳をとっているのはなぜなのか、という質問に対して、イーグルマン氏は 「年齢を重ねると、時の経つのが速く感じられるようになる理由は説明が可能」と述べています。
世の中がなじみ深いものになってくると、脳に刻まれる情報の量が減り、結果として時間がより速く過ぎ去るように思えるというのです。

今朝何食べたか思い出せない理由、大人になると時が経つのを速く感じる理由 | ライフハッカー[日本版]

 

つまり子供の頃よりも新鮮な体験が減り、脳に記憶される情報の総量がそもそも減っている...ということになります。読んでいて納得感のある内容です。僕も以前の記事の中で書いたのですが、慣れ親しんだ風景や事象の中に居続けると思考停止してしまい、脳が活動しないということを書きました。

www.meg2.net

 

それにしても、僕は朝ご飯が思い出せないどころか30分前に何を言われたのか思い出せないことが多いんですが、大丈夫でしょうか...。エビングハウスの忘却曲線によれば20分後には聞いたことや話をしたことの42%を忘れていくというデータもあるわけですが、それにしてもこの記憶力の欠如は一体なんだろうと思う日々です。

 

子供の頃って、何でも覚えていたんですよね。母親に「今日は何して遊んだの?」と聞かれれば、「13時にA君の家に言ってカレーをご馳走になって、14時までスーパーファミコンのマリオで遊んで、B君も来たから3人でポケモンのボードゲームをしながらクラスで生意気なD君の悪口で盛り上がって、テレビで◯◯番組が始まったからもう夕方17時過ぎなのに気づいてお邪魔しましたって言って家を出て、走って帰る途中に◯◯公園の階段の3段目で躓いて転んだのがこの傷だよ」って喋りまくるぐらい記憶していました。今では仕事の議事録を取っていても聞き漏らしたり覚えていない話がたくさん出てしまいます。

 

結局、「覚えていない」ということが「時間の流れを加速させる」ことに繋がっていると思います。何をしたのか覚えてないから、その時間が存在しないことになってしまって、空白になっている。なんだか悲しいですね。

 

子供の時の体験は非常に鮮明に思い出せます。何をしたのか、友達がどんな表情で何を話しているのか、その時の匂い、音、自分が感じたこと...。ところが最近だと、「この一週間の中で印象深いことって何だった?」と聞かれてもうまく答えられません。ちょっと前のことを思い出そうとしても、その事象を思い出す過程で霧に包まれるように目の前が白くなってしまい、記憶の底にたどり着くことができません。ピースの足りないパズルをやらされているような気分になってきます。順序立てて思い出すということができないのです。1を思い出したら関連する2を引っ張りだすということがなぜかできません。

 

もっと僕は注意深く周りのことに気を配って生きるべきなのでしょうね...。