めぐりめぐる。

落語や漫才を見るのが好きです。エンタメ系の記事を中心に、幅広く書きたいことを綴るブログです。メールでのお問い合わせはこちら「infomeg2@gmail.com」。最近投資系の記事は「http://www.toshi-meguri.net」で書いています。

僕が思う"大人の条件"「勤勉さ・自己コントロール力・生きる力を身につけること」

 

もう僕は30歳近いのだけど、自分は"大人"ではないなと思う。いや一般的には成人式を超えたらもう社会的には大人として扱われるんだけど、僕はずっと社会から急に背中を押されて仕方なくその大人とかいう領域に足を踏み入れてしまったような居心地の悪さを感じてきた。それはもう、ずっと感じてきたのだ。その気持ち悪さを言語化し、一つ一つ達成していくことで、本当の(自分のイメージの)大人に近づいていきたいと思っている。

 

この間僕はある人に「人生において夢がないやつは勉強が足りない」と言われて衝撃を受けてしまった。言葉に説得力を感じたことと、自分を振り返った時の絶望感がすごくて、僕はしばらくその場で黙り込んでしまったことをよく覚えている。確かにそうだと思う。たくさんのことを勉強することで、わからないことがわかるようになり、また到底到達できないような領域のことを考えられるようになり、またわからないことにぶつかりながら成長していく過程の中で、自分が実現したいことを見つけていくのが人のような気がする。僕はずっと自分が成し遂げたいことを見つけられず、文句を言いながら、でもそれなりに今の仕事にやりがいを見出しながら働いているが、本当は、本当はもっと意欲的に、貪欲にやりたいことがありそれを成し遂げるような仕事がしたい。したくてしょうがないが今は見つからないので仕事を一生懸命やっていくことで何か発見があるかもしれないと漠然と思っていたけどたぶん違うんだろう。僕には勉強が、ただただ学びが足りなかったのだと思うとその方がしっくりとくる。毎日少しずつでも勉強して、いつかその夢にたどり着けるようにしていきたい。今はなぜか自分の仕事とは関係のないファイナンス関係の勉強をずっとしているんだけど、ひょっとしたらこの領域を突き詰めると新たな発見があるかもしれないと思う。勤勉さに、磨きをかけたい。

 

また自己コントロール力が足りないと思うのは、子供を育てていることで嫌でも実感するのだ。試される瞬間がいくつもあり、そのあらゆるタイミングで僕は挫折感を覚える。何かをやりたくても子供が泣けば中断する辛さや、子供中心のスケジュールになってしまい自分の時間が取れないことの辛さ、まとまった時間が取れない苛立ちのそれだ。さっき僕は勤勉さの話をしたけど、もう一日思いっきり勉強するような時間は取れないから瞬発力が必要だ。また気持ちの切り替えも重要だ。でもなかなかうまくいかない。自分をコントロールし、泣き止まない子供がいても苛立つこともなく、立てた目標は調整しながら自己実現していかないといけない。これはもう大変だけど、それを問われている気がする。

 

最後は「生きる力を身につける」ことだろう。正直これに関しては若くして達成している人も多いと思う。イコールお金を稼ぐことだと捉えてもいいかもしれない。自分が死ぬまでにいくら稼ぐことができるか。家族に何を残せるか。計画し、実行できる能力が問われている。自分のライフイベントを意識して、いつ何が必要なのか、その上で出てくるリスクは何か、様々なことを想定し、必要なことに保険をかけていく。適当ではなく、自分や家族のクオリティオブライフを考えること。それが必要だ。

 

これが僕の思う"大人"だけど、みんなはどう思う?