めぐりめぐる。

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適応障害で休職してから1ヶ月経った(過ごし方・自立支援制度の申請など)

 

お仕事を休んでいます。

 

僕は営業職で、法人の新規開拓と既存顧客に対して3Dスキャナーや3Dプリンターを販売する仕事をしていました。実は、今年は結構成績が良くて、粗利ベースでは年間の目標を7月にはすでに達成してました。でも、実際は仕事がきつくなってきて少しずつ病んでしまった。その辺のお話と、当時の心境や生活についてお話したいと思います。

 

成績が良いということは、それだけ忙しくなるということです。機材を販売すればするほど自分が苦しくなる気がして(実際苦しかったのですが)、数字が上がるにつれて息がつまるようになりました。

 

特に3Dプリンターというのが曲者なのです。使ったことがある人にはよく理解してもらえると思うのですが、3Dプリンターのトラブルシューティングをしていくのはとても難しく、対応するのは大変です。3Dデータの作成、造形設定、造形といった工程があるのですが、どちらかというと造形は失敗することが多く、材料によって特性も異なるため、膨大なケースを想定してお客様に「こうしてみてください」を繰り返すことになります。はっきりとしたことを申し上げられない状況というのは、僕にとってかなりのストレスだったようです。未解決のことが積み上がっていくことは、本来は珍しいことではなく、割り切って1件1件処理していくことをみなさんされていると思うのですが、僕は苦手のようです。なんだか書いていて辛くなってきました。

 

1月から6月の半期の会社の評定で「お客様の悪口を言って精神を安定させるのはよくない」と注意を受けていました。確かに僕は結構大きな声で(文字通り)同僚に対してそうした態度をとっていたと思います。かなりバランスを崩し気味だったのかもしれません。悲しいですね。

 

上記のことはまあほんの一部分の話ですが、3Dプリンターに限らず、3Dに関わっていると解決不能だったり原因がわからなかったりあれこれ問い合わせが多く、9月初旬に病み始め中旬には有給を使って休むようになり、先月正式に休職しました。

 

当時は身体がとても重たく、動けないということを体験しました。初めてです。本当に動かないのです。身体が鉛のようだみたいな表現がありますけど、そんな感じでした。身体を引きずりながら、妻に「ポカリくれ...」とゾンビみたいに言ってました。あとほとんど1日中寝てました。不思議なもので、1日18時間ぐらい眠れました。僕、普段6時間くらいしか寝ないんですけど。

 

会社に本当に行きたくなくて、泣くというのも初めて経験しました。自分でもちょっと驚きました。息子の寝顔を見て、「これからどうしよう」と思いつめたことも原因かと思いますが、情けない気持ちになりました。当時は気持ちの整理がまったくできなくて、とにかく気持ち悪くて、辛かったのをよく覚えています。

 

会社を休んでから病院にいくと、適応障害と認定されました。僕や身内は、会社に行く日だろうが休みの日だろうが死んでいたのでうつ病なのでは...と思っていたのですが、会社に行くことによる不安が原因と判断されたようです。ちなみに適応障害という言葉も初めてこの時に知りました。調べてみるとわかるのですが、確かになにがなんでもうつ病で済ませるわけにもいかなくて、本人の状況を見てそれぞれ判断される病名があるようです。気になる方は調べて見てください。

 

また僕の場合は生活環境の変化があって、7月から通勤が片道20分から60分になるような引越しをして、通勤ストレスが増えたことも原因の一つかと思います。さらにリビングの広さも半分になったので、ものが溢れてしまったことも非常に辛かったです。今は改善されて穏やかに過ごしてますが、当時はリビングが落ち着かず、ずっとうろうろ机の周りを歩き回るみたいなことになってました。今は笑い話ですが、結構深刻でした。お休みをもらってから少しずつ家具を整理して、ダイソーで大量のリフォームグッズを買って整頓することで部屋が広く感じられるようになったので、休めてよかったと思います。

 

また先週、自立支援制度の申請をしてきました。これは医師から診断書が出れば役所に申請すると特定の病院と薬局で3割負担が1割負担に減額される制度です。先月はまったく余裕がなく、いまさら申請したのですができる人は早くやったほうがいいですね。ちなみに申請には3ヶ月かかると言われました。審査長いです。また休職で自立支援の申請をする人は少ないみたいです。(だいたい2ヶ月くらいで治っていく人が多いため)でも僕は別にパニック障害も抱えているので、その治療も含めて長く病気と付き合って行くことが想定されたので申請しておきました。

 

ちなみに申請中に仮申込書というものが発行されて、それがあれば申請が通った後に3割負担で多く払った分を払い戻ししてもらえることもあるようですが、僕の通っている病院では認められていないようでした。申請中の期間なので、正式な書類が出るまではそれはお断りですという態度です。まったく、その通りかと思います。残念でした。

 

あと、傷病手当金の話です。どうもこの手の手当てというのは休職前の直近3ヶ月の標準月額報酬を平均し、2/3する額をもらえると思っていたのですが、調べてみると直近12ヶ月で除するようです。すいません、適当にこれは調べているので間違っていたらごめんなさい。まだ申請もしないので、わかったら追記したいと思います。

 

なぜ申請していないかといえば、「1ヶ月休職した」結果を申請するからです。先に申請ができないのです。今思えば当たり前ですが、お金がごりごり減って行く中でこの対応はちょっと辛いので覚悟したほうがいいです。つまり1ヶ月後の今日に傷病で休んだことが確定し、会社に書類を作ってもらい医師にも記載してもらい、ようやく完成して申請して審査されていくわけです。結構かかります。文句は言えませんが、予定で前倒ししたいものです。生活資金には余裕がないわけじゃないですが、ゴリゴリ減って行く総資産額は見ていて気持ちのいいものではありません。株価はなんとか見れますがマネーフォワードは最近怖くて見てないです。困ったことに。

 

最後になりますが、幸せな時間もあります。1歳1ヶ月になった息子と超関われることです。お母さんべったりの時期で、妻が風呂に入っている間2人きりになると大泣きしていた息子が、今では抱っこしてほしいと寄ってきます。やっぱり育児は関わった時間が大切です。離乳食の作り方も覚えて、一人であげられるようになりました。子供と二人きりになっても安心です。昨日は抱っこ紐を使って移動してみましたが、ぐずることもなくニコニコしてくれました。嬉しいです。

 

仕事をしていた時は役割分担の意識が強く、積極的に(まあそれでも関わってたつもりだったんですが)子供と接することは今思い返すとあまりなかったのではないかと思いますが、今はしっかりと向き合えていると思います。この時期の子供とずっといられるのは幸せです。子育て支援センターに定期的に行って一緒に遊んでます。保育士さんに仕事のことを聞かれることだけは辛いですが、楽しそうな子供を見るのは幸せです。最近幸せだと感じることがなかったので、穏やかな日々に感謝しています。

 

時々まだ体調を崩してしまうので、休職がまだまだ伸びるかもしれませんが、少しずつ自分と向き合って、頑張って行きたいと思います。3000文字も書いて疲れてしまいましたので、また今度で。