【ゼルダの伝説】人は制約の中で創造性を発揮し、戦ってきた
こういう開発秘話は大好きなんですけれども。
昔はハードの制約があり、ゼルダの伝説の中で、リンクはマップ上の動きに制限があったわけですよ。具体的には、シームレスな画面移動ができず、いちいちマップチップの読み込みがあった。処理限度がある中で、ああいった昔のゼルダの伝説は創造性が発揮され、当時もっとも優秀なアドベンチャーゲームとして名を馳せたわけ。
で、今Switchになったことで、ハードの制約がなくなりつつある。
やろうと思えばなんでもできる。
それはすごいことだけど、大変な作業だ。アイデアの一つ一つに制約がないため、無限にゲームを盛り上げることはできる。ただ、予算も時間も制約がある。ああ、そういう意味では制約かもしれないけれど。
できることが増える、プラットフォームの制限が減ることはありがたいことだけど、創造性を発揮するディレクター、デザイナー、プログラマー、企画者の役割はより重要になり、作品にするまでの過程は過酷になる。
人は簡単に歌を詠めと言われても無理だけど、俳句にしろと言えばかける。人は制約の中で創造性を発揮できる。一部の天才を除いて。
本当にこういう話は大変そうだが、外から見ていると面白くて仕方がない。そう思わないか?
(ライティングタイムアタック : 3分45秒)