めぐりめぐる。

落語や漫才を見るのが好きです。エンタメ系の記事を中心に、幅広く書きたいことを綴るブログです。メールでのお問い合わせはこちら「infomeg2@gmail.com」。最近投資系の記事は「http://www.toshi-meguri.net」で書いています。

ブログを始めて一年が経った。

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ブログを始めて、一年が経った。

 

あまり一年という期間に意味はない。始めたのがいつで、そこからどれぐらい時間が経ちましたというだけなので、特に偉いというわけではない。24時間ブログのことを考えて続けていたわけではない。学生時代、特に何も考えていなくても進級できたのと同じように、準備ができていようができていまいが19歳から20歳になってしまったように、ふっと、時間が過ぎただけだ。

 

1年前は何をしていたのだろうか...と振り返ると、前の会社でプログラマーをやっていて、ようやくデスマーチが終わってほっと一息ついた頃だったなと、なぜかその時の景色が鮮明に思い出せる。去年の今頃は、もう少し涼しかった気がする。少しだけ肌寒さを感じながら、毎日毎日死に物狂いで働き、そして仕事を辞めたくて仕方がなかった。何十日も休みがもらえず、やっともらえた日にお日様の光を浴びながらゆっくり歩いていると、涙が止まらなくなった。何も考えず、散歩を楽しむことができるという状況に泣いた。はっきり言って僕は限界だった。

 

でも、そんな後ろ向きなことばかり考えていたくなくて、何かこうもっと楽しいこと、自分にとってプラスになることが始めたくて、気付いたらブログを始めていた。最初は、とにかく自分の書きたいこと、伝えたいことをつらつらと書いた。自分が考えたことが共感されたり、議論を呼んだりすることが純粋に楽しかった。人の共感を得られるようなことが書ければ、それだけアクセスが増える。その数字を眺めているだけで、すごくうきうきしたのを覚えている。

 

「事実」をたんたんと書くよりも「主張」をすることに重きを置いたあたりから少しずつ歯車が狂い始めて、とある記事が大炎上した。インターネット上に苦情を放り投げると、その何倍もの大きさのヘイトが返ってくる。その恐ろしさを知った。その体験があってからは、非常に細々とした、何というか当たり障りのない記事ばかりを投稿している(つもり)。

 

ブログを続けていると何がいいんですか?と時々聞かれる。何がいいんでしょうか。僕にもよくわかりません。「継続は力なり」なんて言うけど、ブログで収益性も重視していないし、文章を磨く努力もほとんどしていません。承認欲求を満たしたい!なんて人も見かけたりしますが、僕はあるタイミングで積み上げてきた信頼のようなものを一瞬でぶち壊してしまったので、お叱りばかり受けてそういうものも感じられません。

 

ただ一つ、やっててよかったと思うのは、今まで200記事以上書いてきた中で、「本当に自分が書いたのかな?すごいな」と思えるような記事がいくつか書けたことです。それだけが救いかな。もう最近本当にどうしようもないなあという気持ちで一杯になってしまって、ブログ消してしまおうかとか何回も考えたんですけど、せっかく書いたものがどこかに消えてしまうのも忍びなくて。

 

ただ単純に、書くことが楽しかった頃に戻りたい。最近強くそう思います。いろいろなしがらみから一度解放されたい。急に消えたら、ごめんね。