めぐりめぐる。

落語や漫才を見るのが好きです。エンタメ系の記事を中心に、幅広く書きたいことを綴るブログです。メールでのお問い合わせはこちら「infomeg2@gmail.com」。最近投資系の記事は「http://www.toshi-meguri.net」で書いています。

生と死の狭間から帰ってきました

久々にブログを書くのでとても緊張します。でも、やっとこさ自分のために、自分のための文章を書く気になったので書きます。

 

2019年の4月、僕は死にかけていました。離婚し、子供とも別居し、心身ともにボロボロでした。自殺ばかり考えていました。生きる意味がよくわからず、「死にたい」とよく検索したものです。あんまりにも調べるので、同じページにばかり行きつき、そのたびに違うワードで検索し、何か答えを探し、結局何も見つかりませんでした。

 

失業、離婚、躁鬱、適応障害、パニック障害を抱えて、もう何をどうしたらいいのかわかりませんでした。妻が出ていった家を引き払うのにも時間がかかって、よく実家を行き来しました。帰る家があるというのは、幸せなことだったと今では思いますが、随分とつらい思いをしました。自分の居場所は一体どこなのか、よくわからなくなってしまったのです。

 

家族に何とか手伝ってもらい、家を引き払って帰省、あるいは実家に寄生したとも言える行動ができたのが2019年の5月。そこから、5か月の間、ずっと僕は寝ていました。

 

死ぬことを考えながら、でも死にきれず、youtubeでラジオやら誰かの配信やらを一日中つけっぱなしにして、15時間くらい眠っていました。眠るときだけは、何も考えなくても済むので楽だったのです。起きていると涙が止まらなくなり、感情がなく、笑うことに罪悪感があり、徐々に顔がこわばっていき、鏡の前の自分を見て悲しくなったものです。運動もしなかったのでお腹もぽっこり出てしまって、情けない姿でした。

 

かかりつけ医の先生は、そんな僕を辛抱強く見てくれました。「人とかかわるようになれば、楽しいことが待っているよ」そんな言葉をよくかけてくれました。今ならその意味がよくわかります。でも当日はその言葉がなかなか信じられず、家族と少しばかりの会話をするだけの生活で、回復の見込みはなかなかありませんでした。

 

そんな僕でしたが、家族は何を言うわけでもなく、じっと見守ってくれました。時間をかけて、じっくり治せばいい。そういう理解のある人たちで助かりました。働け、動け。そんなことは言わず、体調をただただ毎日気遣ってくれました。そのおかげでしょうか、ほんのすこーしだけ、すこしだけ、何とかしないといけないな、という気持ちがわいてきました。29歳、まだやり直せる。母が言った言葉でした。若いということも、思いやりのある家族がいるということも、とても僕にとってラッキーな事実でした。

 

2019年の9月に、思い切って就職活動を始めました。身体を壊したときに所属していた会社で僕は休職扱いになっていましたが、その休職の期限がちょうど9月末。1か月しか猶予はありませんでしたが、とにかくやりました。エージェントを介した就職活動。ハローワークでは条件がいいところが見つからない気がしたのと、エージェントにお金が払えるくらい採用活動に力を入れていて余力がある会社を見つけたいというのが狙いでした。

 

まあ、そんなに甘くなかったです。1年間の休職履歴がある人間、リスクのある人間を雇おうと思ってくれる会社はなかなかなかったです。何社も落ちました。時にはひどいことも言われました。暖かい言葉で、しかし丁重に断られることもありました。会ってくれるだけましだとは思いましたが、きつかったです。でも、何とかふんばりました。

 

もう駄目だなと思い始めたとき、一社雰囲気の良い会社に巡り合いました。ビデオ会議システムやWEB会議システムを販売する会社。時代にも合っているし、ここしかないと思いました。面接の練習を何度も重ね、面接に臨みました。行ってみると、驚きました。とても僕の話を真剣に聞いてくれて、相槌を打ちながら話を聞いてくれたのです。後でわかった話ですが、休職履歴のあるリスクよりも、僕のコミュニケーション能力を高く買ってくれていたようで、1次面接後、すぐに最終面接の連絡がきました。経営層に「こいつが欲しい」と直訴してくれたそうです。今の僕の上司に当たる人ですが、とても暖かい人で、人のことを良く見てくれていて、ほとんど怒らず、親切で、苦手なところはしゃーない、短所よりも長所を伸ばせばいいと言ってくれるいい人と巡り合いました。僕はいつもそうですが、めぐりがよいです。人との出会いに関して、自分のめぐりあわせに関して、いつも幸運に思っています。

 

最終面接も無事に通り、僕は今、コロナウイルスの影響で需要のあるビデオ会議システム、WEB会議システムを販売する営業マンとして働いています。最初は心が折れて、辞めたくなりましたが、上司が何度も助けてくれて、今、自信をもって働くことができています。

 

ブログのタイトルにもありますが、ほんと、めぐりやな、と思います。

 

自分のめぐり、人との出会いを大切にして、これからはちゃんと生きていこうと思ってます。ちゃんとって何かよくわからないですけど。少なからず仕事を通じて社会貢献をして、なんか楽しいことがあればな、と思ってます。

 

長くなりましたが、そんなわけでめちゃくちゃ端折りましたが、紆余曲折ありましたが、僕は今、油断は禁物ですが、元気になってきました。またブログも書いていこうと思っています。

 

どうぞこれからも、このブログをよろしくお願いいたします。